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秋田県公立高校入試分析

1. 受験機会  


1.3回 → 前期選抜・一般選抜・後期選抜 ※以下に説明あり
2.各高校は一般選抜を含む2回以上の受験機会を設定する。
3.最大3回まで受験可能。全て同じ高校を受験しても、異なる高校を受験してもいい。但し合格した時点で次の受験資格を失う。

【前期選抜について】
●募集は定員の5%〜30%
●自己推薦による。※生徒が志願理由を記入し中学校長に提出。
●志願者が募集人員の3倍を超えた場合に、一次選抜と二次選抜に分けることができる。※一次は書類選考、二次は面接など。
●試験項目…調査書・面接・志望理由等で合否を決定する。※希望する高校においては作文・実技も実施できる。
●調査書について…「中1/中2/中3の1期/中3の2期」をそれぞれ25%とし、各教科の5段階評価で決定。

POINT!!!!!!!
部活動での活躍が合格のカギを握ります。また、志望高校のレベルに見合う学力レベルも必要です。各中学校で面接に向けての練習も行うため大切な時期に、塾を遅刻してしまうというケースもあります。受験の際はご相談ください。

【一般選抜について】

●募集は定員の50%〜90% ※前期で定員に満たなかった場合、その分を一般の定員に加えることができる。
●満点が500点の5教科学力試験。※秋田北高校と秋田中央高校で傾斜配点を実施 以下。

・秋田北高校 … 数学が2倍/英語か理科(自己申告)が2倍の合計700点満点で80名を選抜後、配点を元に戻し、500点満点として残りの選抜を行う。 ★詳しくは秋田北高校ホームページを参照↓↓↓
 http://www.akitakita-h.akita-pref.ed.jp/main/nyushi/H22nyushi.htm/
・秋田中央高校… 数学が1.5倍/国語か英語(自己申告)が1.5倍の合計600点満点で定員全てを選抜。
★詳しくは秋田中央高校のホームページを参照↓↓↓
 http://www.akitachuo-h.akita-pref.ed.jp/

●調査書について…「中3の1期/中3の2期」をそれぞれ50%とし、各教科の5段階評価で決定。但し実技4教科の評定を2倍にして算出する。
●面接試験…集団面接を1回実施する。一度に4〜6人程度を同時に行う。

POINT!!!!!!!
殆どの生徒がこの一般選抜を目指して勉強します。調査書(内申点)が絶対評価のため、進学校になればなるほど学力試験が重視される傾向にあります。どんな問題が出題されても正解できる得点力が重要です。

【後期選抜について】
●募集は定員の5%〜20% ※前期・一般で合格していない者に限る。
●一般選抜の結果と面接によっての選抜だが、希望する高校は、作文・実技・後期選抜問題(教育委員会作成の3教科試験)を実施できる。

POINT!!!!!!!
秋田高校や秋田南高校など募集そのものをしていない高校もあり、倍率・難易度ともにとても高いのが現状です。進学校を残念ながら不合格だった生徒がランクを下げて受験するため、その年の一般 選抜の結果によっても合否のボーダーラインが大きく変わります。受験の際は多くの情報をもとに決定しなければなりません。ご相談ください。



2. 学区

1.平成17年度入試から1学区制となる。
2.秋田市内は、県北・県南からの受験者流出もあるが、他の地区は殆ど影響なし。



3. 倍率

1.平成22年度一般 選抜の倍率状況
 ・県北…倍率1.00 定員オーバー(  −2名)
 ・中央…倍率1.33 定員オーバー( 889名)
 ・県南…倍率1.06 定員オーバー( 133名)
 ・全県…倍率1.15 定員オーバー(1020名)

POINT!!!!!!!
中央地区での高倍率が目立ちます。特に秋田市内の8校は倍率が1.45で定員オーバーが706名(全県の69%)もいます。学校の実力テスト・塾の模擬試験など、様々なデータから受験校を選択しなければいけません。また、受験者数が定員割れでも、学力試験の結果 により不合格になる場合もあります。



4. 教科分析

 


国 語

[55分]

●平均点の推移
H17 57.2
H18 55.1
H19 58.8
H20 53.6
H21 62.0
●平成22年度の出題状況
大問

「聞くこと」に
関する検査

説明的文章 文学的文章 古典
小問 4問 合計12点 6問 合計26点 6問 合計30点 5問 合計20点
記号 5点 7点 0点 3点
抜き書き 0点 6点 12点 7点
記述等 7点 5点 10点 8点
漢字 8点 8点
仮名遣い 2点

●出題の変化と問われる力

1.出題の変化
 1. 「聞くこと」に関する検査の導入
 2. 文章内容が平易に
 3. 設問読解力が問われた
 4. 記述問題の配点が上がった


→「聞くこと」「読むこと」「書くこと」という国語の総合力が問われる入試問題になった。
→分かりやすい文章なので、短時間で内容を正確に読み取って理解する力が必要。
→設問の意図をしっかり把握していないと、正解を出すのに時間がかかったり、ミスをしやすい。
→文章内容と設問の意図を正確に読み取る力、自分でまとめる表現力の差が合計点に影響した。


2.問われる力
 1. 語彙力→文章読解問題の中に、4問前後、必ず出題される。幅広い出題内容に対応できる知識が必要である。
語彙力 出題内容
漢字  読み4題、書き4題前後の出題。類義語、部首、画数など。
語句  熟語の組み立て・読み方、慣用句、ことわざ、四字熟語、故事成語など。
文法  文節と単語分け、文の成分、文節の関係、指示語、接続語(中1)
 品詞、用言の活用の種類、活用形、助詞、助動詞の意味や用法(中2)
 敬語の種類と使い分け、表現の工夫(中3)

 2. 文章読解力→文学的文章、説明的文章、古文、漢文について、読解ポイントを押さえて、正しく内容を理解する力が必要である。

 3. 設問読解力→速く正確に答を出すために、設問毎の解き方を身につける必要がある。
  ◆説明的文章  → □指示語 □接続語 □段落の関係 □要点、要指 □文章構成の工夫
  ◆文学的文章  → □場面展開 □心情、行動理由 □人物像 □表現の工夫 □主題
  ◆古   典  → □仮名遣い □古語 □返り点 □漢詩の形式 □漢詩の表現方法 □内容説明 □主題
  ◆作   文  → □与えられたテーマに対して、自分の考えを論理的に伸べる。
  ◆聞き取り検査 → □聞き取った内容を正しく理解し、整理し、記述する。

 4. 文字を正しく見る、最後まで正確に読むことができる集中力、根気、体力→試験時間55分

 5. スピード→速く正確に読み、解き、答案用紙に書く力

※聞き取る力、読解力、表現力をつけるには、日頃から「相手が何を伝えようとしているか」「相手に話すときはどのように話したら伝わるか」、ということを意識したり、読書を通 じて様々な文章表現に触れたりすることが大切である。





数 学

[55分]

●平均点の推移
H17 48.6
H18 48.5
H19 44.4
H20 49.4
H21 52.2
●平成22年度の出題状況
 ■大問  5問
 ■選択問題  大問1(15問中8問選択) 大問5(I,II,IIIから一つ選択)
 ■計算分野問題数  小問3〜5問(12点〜20点程度)※選択問題を含む
 ■関数分野問題数  小問13問(35点)
 ■規則性問題数  0問(0点)
 ■図形分野問題数  小問7〜9問(33〜41点程度)※選択問題を含む
 ■確率問題数  小問2問(8点)

●出題の変化と問われる力

1. 計算問題の出題傾向・難易度は変化なし。
2.関数は『グラフ問題』は例年通り。『応用問題』は問題数が増加した。
3.規則性は今年出題されず。
4.図形問題は基本知識だけでは解きにくい問題も出題された。
5.全分野共通して、一見解きにくく見えても、知識があれば簡単な問題が多い。
→全学年の基本的な計算力が大事
→文章を読む力・グラフ化する力が大事

→幅広い考え方・解法パターンを増やすことが大事
→幅広い考え方・解法パターンを増やすことが大事





英 語

[55分]

●平均点の推移
H17 61.9
H18 50.0
H19 52.1
H20 62.6
H21 62.6
●平成22年度の出題状況
大問 5問 リスニング 読解 英作文
小問 40問 100点 11問 25点 26問 55点 8問 20点
記号 23問 57点 8問 16点 15問 41点
単語 7問 17点 3問 9点 4問 8点
記述 10問 26点 0問 0点 2問 6点 8問 20点

●出題の変化と問われる力

1. リスニングの配点は25点で、全体の4分の1を占める。
2. 内容一致問題が根強く出題されている。
3. 長文問題(読解)の割合が増加している。
4. 条件作文で書く英文の量が増加している。
5. 他県の入試で出題されている問題パターンが取り入れられている。
6. 英問英答問題が久しぶりに出題された。
→聞く力、単語力、集中力
→読解力(単語力、文法力)
→読解力(スピード)
→文法力、表現力
→実戦力
→記述力





理 科

[45分]

●平均点の推移
H17 54.6
H18 60.8
H19 47.2
H20 54.3
H21 51.6
●平成22年度の出題状況
大問 6問 生物 地学 化学 物理
小問 35問 100点 12問 32点 6問 18点 8問 23点 9問 27点
記号(計算) 15問 (2問) 3問 (1問) 2問 2問 2問
語句(計算) 14問 (3問) 7問 3問 (1問) 6問 (1問) 5問 (2問)
文章 6問 2問 1問 0問 2問
※1分野(化学・物理)50点・2分野(生物・地学)50点の出題になっている。

●出題の変化と問われる力

1.1分野・2分野からまんべんなく出題されている。
2.語句を答える問題でも文章中に当てはめるような思考力が必要になっている。
3.記号選択問題の選択肢が5〜6択に増えている。
4.決まった答え方をする記述が減っている。
5.指定された語句を使って記述する問題が増加している。
6.エネルギー問題や環境問題について考えさせる問題も出題されている。
7..記号選択問題でも計算が必要な問題や計算式を答う問題が出ている。
8.教科書にも載っていない器具や現象についても学習に関連があれば出題される。

→中学校で習う全単元についての理解。
→より正確な知識が求められている。
→正確に読み取って考え選択する力。
→暗記だけではない深く考える力。
→より模範解答に近い答え方を求められる。
→社会問題について科学的に考える力。
→正確な計算力と考える力。
→学習した知識の応用力。





社 会

[45分]

●平均点の推移
H17 54.7
H18 57.3
H19 53.1
H20 50.8
H21 59.1
●平成22年度の出題状況
  合計 分野別 問題数と点数 配点別 問題数
大問 5問 地理 歴史 公民 2点 3点 4点
小問 34問 100点 12問 36点 12問 36点 10問 28点 7 22 5
記号 19問 51点 7問 19点 6問 17点 6問 15点 6 13 0
語句 10問 29点 3問 9点 5問 15点 2問 5点 1 9 0
文章 5問 20点 2問 8点 1問 8点 2問 8点 0 0 5

●出題の変化と問われる力

1. 昨年に比べ、文章記述の出題数は減ったが、各分野から引き続き出題されている。
2. 昨年に比べ、語句・数字記述の出題数が増えた。

→読み取る力・考察する力・表現する力
→知識の定着と正確な理解




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